新プロジェクト「アラブ先生」に関して20161109

【新プロジェクト「アラブ先生」に関して20161109】


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誠にありがとうございます。


A.CS東京代表で、アラブ文化専門家の岩口昇龍と申します。

日本企業の中東・アラブ進出支援のコンサルタントのほか、

セミナー講師・講演家としてアラブ文化、イスラーム文化、さらにイスラームの許容(アラビア語で「ハラール」と呼ばれています)などを依頼されたり、

カルチャーセンター(主に「よみうりカルチャー川越」)でアラブ文化、アラビア語、ビジネス英会話などの講座を担当しております。


数ヶ月前から温めてきた計画(プロジェクト)が

少しずつ形になってきまして、皆様に発表する段階になってきました。

そこで告知の意味で概略を掲載しようと思います。

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最初は友人からの提案でした。

「岩口さん、アラブ・イスラームについて子供たちの前で話してみたら いかがですか?」

そう言われて、そんなことできるのかな?と思いました。

教えることはできますが、そのようなチャネル(経路、手段など)があるのかな?と考えたのです。子供で話す経験はありましたが、公教育とのつながりは皆無だったので。


『元塾講師として』

私の社会人のキャリアは、塾講師という職業からはじまりました。

大学生の頃、自宅と大学までの中間地点にある駅からすぐ近くの個別指導学習塾でアルバイトを開始しました。教員志望でもなく、教育業に関心を持ってこなかった私でしたが、教育指導という仕事に魅了されました。就職活動の時期には、広告制作業界を志望していましたが、塾講師や家庭教師として20代を過ごすことになります。最終的にはマレーシアのクアラルンプールにある在留邦人向けの学習塾やサウジアラビア東部州にある日本人学校補習校で講師もしました。

『主婦イラストレーターの友人との出会い』

人生はどうなるかわからないものです。

私は2012年夏サウジアラビア駐在より帰国し、細々と活動を始めました。当初は、アシスタントとして元漫画家志望の方がお手伝いして頂いていたのもあり、漫画・イラストなどに関する事業に取り組んでいました。今考えると主婦イラストレーターの方との出会いの伏線(ゲーム用語で「フラグ」)だったのかもしれません。

この主婦イラストレーターとは、中野リョーコさんです。現在「フツーの主婦が聞いてみた。イスラム教のフツーの人々http://ameblo.jp/futsu-no-hitobito/」というブログを一緒に作成しています。キッカケは、2015年11月13日に起こった「パリ同時多発テロ事件」でした。テロ事件が起こったときに、中野リョーコさんから自称イスラム国(IS,ISIL)や現在の国際情勢、イスラム教(イスラーム)、中東、アラブなどについて矢継ぎ早に質問を受けました。そのときに私が回答がわかりやすいということで、気がついたら「これをブログにしよう!」という動きになっていました。

『ブログ:フツーの主婦が聞いてみた。イスラム教のフツーの人々』

私の思いとして一貫しているのは、アラブ・イスラーム文化を誤解なくわかりやすく伝えたいという思いです。その思いを汲んでくれた中野さんがブログの説明にこのように書いてくれています。

「主婦イラストレータ中野リョーコが

今さら聞けないけど知らずに来た、異文化について、

優しく気長に教えてくれる詳しい人に出会ったことで学んでいきます。」


ここで私がなぜアラブ・イスラーム文化に興味を持ったかを話します。

私は外交官になりたいという夢を叶えるために、大学の法学部に入学します。法学部で学んだものは日本の法律や国際法などです。法学部生だった私にとって、すべての法律科目が関心を持てるものでありませんでした。しかし、私の人生を変えるキッカケとなる授業科目と出会います。「教会法」でした。教会法というのは、簡単にいうと「キリスト教会が定めた法」です。私が法学を学んだ大学はキリスト教系の大学だったため、指導できる大学講師も少なく、少し運命的なものを感じます。キリスト教という宗教と法との関係性に興味をもった私が、当時大学の図書館で読んだ本は「宗教と法」に関する書籍です。その中で、アラブ圏についての法律に関心を持ち、現在でもそれを仕事にしています。


もともと研究者になりたかった過去も持つ私は、知識と考え方を武器に人に伝えるという術(すべ)しかもっていません。

最近もブログ(アメブロ)で書いたのですが、伝えたい内容があるときに情熱的に熱く語っても、人は見向きもしません。ときには視覚的に(ビジュアル)、ときには聴覚に、様々な方法を使い興味も引くことが重要になってきます。

中野リョーコさんのブログ(私は「フツーブログ」と呼んでいます)は、ホンワカにフツーの感覚で、フツーに起きている事象を、イラストというカタチで世の中を切り取ります。絵心がない岩口は、羨ましいということを通り越し尊敬します。


『「アラブ先生」誕生秘話』

「アラブ先生」企画を私に提案した中野さんは、こんなオススメの本があると言い、現在までお貸し頂いているのが「原爆先生がやってきた!」という本です。この本について、わかりやすい説明がアマゾンにありましたので、一部引用させて頂きます。

(引用開始)

出版社からのコメント

様々な偶然が重なった結果はじまることになり、そして現在まで継続してきた原爆先生の特別授業。これまで東京都下の小学校を主として、のべ六〇〇校以上、五万人にのぼる児童や生徒たちに受講していただきました。おかげさまで多くのご支持を得て、開催校数も毎年急増し続けています。

原爆先生という奇妙な名称から「......?」と思われる方が多いのですが、特別授業を見終わったのちは非常に高い好感をもっていただくことが出来ています。

私たち原爆先生は、その名のとおり原子爆弾をテーマに「原爆先生の特別授業」を行っています。しかし、その目的は平和教育でもヒロシマを伝えることでもありません。原爆先生は特別授業を通じて広島や原爆への興味を深め、人を思いやる心、物事を成し遂げる勇気など、児童や生徒に「考えを育むきっかけ」をつくります。

昨今は「アクティブラーニング」が注目されています。訪問する学校で「原爆先生の取り組みはまさにアクティブラーニングのモデルケースではないか」とのお言葉をいただくことが増えています。

原爆というキーワードにこだわらず、ひとつの授業のあり方が子供たちの興味を喚起し、さらに子供たちの考えを育むきっかけとなっている、そんな事例として必ずこの本が参考になるはずです。

(本書「まえがき」より) (引用終了)

原爆先生こと、池田 眞徳先生は原爆体験者でも講師だった訳でもありません。しかし、偶然をきっかけに子供たちの前で特別授業をすることになります。

この私が「アラブ先生」という企画名にしたのも、原爆先生のようにわかりやすいネーミングにしたかったのもあります。

特に東京都では「オリンピック・パラリンピック教育」が学校現場では進められています。オリンピックの柱はスポーツ教育ですが、決してスポーツだけを学ぶわけではありません。国際文化理解も学習のトピックとして挙げられています。

現在、40人に一人の子供がハーフ(ダブル)と言われています。急激に国際化する日本人の生活環境の中で、小学生、中学生、高校生がよりよく近い将来に訪れる「変化」に対応できるように、また幼稚園(保育園)、小学校、中学校、高校の教職員の皆様が異文化への理解が進みますように、加えて生徒や学生の保護者にとっても子供達に率先して海外文化への理解が進むように、今回のプロジェクト(企画)を進めます。

現在進行中の企画(20161111時点)

2016年11月時点、3つの話が進行中です。

一つは、私の出身高校の同級生が偶然にも都内私立高校の社会科教諭で、

高校社会科の特別授業として、アラブ文化に関する授業ができないか進めてくれています。早ければ2016年1月には実現可能です。

二つ目は、私の友人で2児のお母様が、お子様が通う都内区立小学校の担当者へ私が作成した企画書で「アラブ先生」を提案して頂いてもらっています。

三つ目は、私岩口の地元にある幼稚園の運営者や教職員に、今回の企画を提案しています。


その他にも、日本全国の教育関係者に関心をお持ち頂きたいので、

企画書の一部を下記に添付いたします。


日本国内での異文化理解、国際理解が少しでも進みますように。

2016年11月11日 A.CS東京代表 岩口昇龍


①中野リョーコ氏作成のイラスト入り参考資料

②幼稚園教職員向け企画書

③小学校教員向け企画書

添付は、下記リンク先へ



岩口昇龍アラブ・ビジネスコンサルタントのOwnd

「アラブでお仕事を成功させるコンサルタント」岩口昇龍 セミナーと講演会など 中東ビジネス、アラブ・イスラーム文化、イスラームにおける許容(ハラール/ハラル)など よみうりカルチャー川越など アラブ文化・ビジネス英会話・アラビア語講師 お仕事の依頼は、r.iwaguchi@gmail.comまで!

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